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【UIターン体験談】「ふるさとに、自身が培ってきた力で貢献したい」ー高校生の子を持つシニアマネージャーの場合

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【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。9月30日以前の記事は、旧社名の情報を元に作成しています。

LINE Fukuokaの特徴のひとつに、「UIターン社員が多い」ことがあります。

本シリーズでは、福岡県外で様々なキャリアを積んだ後、LINE Fukuokaへジョインしたメンバーへ、LINE Fukuokaを選んだ理由や入社前後に感じたギャップ、UIターンならではの悩みや葛藤、決断の背景についてインタビューしていきます!
第6回は、Customer Care室の室長を務める重信が登場。
「大人へ近づくわが子にとっての環境を考えたい」「自分が培ってきた力を、社会に役立てたい」方、必読です!

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重信浩樹(しげのぶ・ひろき) Customer Care室 室長
CS業界にて20年以上のキャリアを積んだ後、2019年10月LINE Fukuoka入社。LINEや関連サービスのお問合せ対応などを担当するCustomer Care室を率いる。

 
 
    Uターンを決めた理由
大きくなった子どもたちの、「選択肢」を広げてあげたい


―ご出身は、福岡ですか?

重信:いえ、生まれは山口県の下関です。親が転勤族だったので、子どものころは全国を転々としました。
福岡に来たのは14歳の時ですね。なので出身を聞かれると迷うのですが、自身のふるさとを聞かれたら福岡と答えます。実家も福岡にありますしね。


―福岡を出たのはいつ頃?

重信:大学を卒業して、最初の就職で東京に出ました。


―現在、LINEや関連サービスのお問合せ対応などを担当するCustomer Care室の室長としてご活躍ですが、カスタマーサポート(以下CS)のキャリアは最初から?

重信:いえ、最初の会社では営業の仕事をしていたんです。
その時に、自社商品の通販を検討したことがあり、情報を集める過程でCSの仕事を知りました。

そこからCS業界に興味を持ち始めて、東京を本社とする大手コールセンター運営会社に転職しました。最初は福岡拠点に配属されたのですが、その後転勤で横浜に移り、2010年まで13年ほどその会社に勤めました。

退社後、実は起業を考え準備していたのですが、東日本大震災の影響で実現が難しくなり。
前職の上司が創業した会社に誘われ、沖縄で新しいコールセンターの立ち上げを担当しました。
結局、その会社自体1年ほどでたたむことになってしまいましたが、メンバーの採用など、イチからコールセンターを立ち上げた経験は大きな糧になりましたね。

その後、大手不動産会社の子会社で、福利厚生事業を行っている会社に転職し、島根にある自社コールセンターの管理職として6年勤めました。


―福岡へ戻ろうと思ったきっかけは?

重信:一番の理由は、家族のことですね。
親も高齢になってきたので、近くで暮らした方がいいと考えていたことと、子どもたちにとっての環境も考えて。

息子が今年高3、娘が高1になります。元々、子どもたちがある程度の年齢になったら、福岡に戻ろうというのは決めていたんです。

小さいうちは自然豊かな場所で育てたいという思いがあり、島根での暮らしを選びました。
一方で 大きくなった子どもたちにとっては、多様な価値観や考え方を持った人と触れ合える環境、好奇心を満たすものがたくさんある環境にいることが大切だと思っていて。
以前から福岡のまちについては色々と調べていたんです。

福岡はスマートシティの最先端を進もうとしている都市であり、エンジニアなど開発関係の人材も増えている。海外からの移住者や観光客、留学生なども多い。多様なコミュニティがあって、イベントも活発。学生のうちから、自分の興味があるコミュニティや活動に関われるチャンスがある。たとえば全国をめぐるような展覧会も、福岡には来る。

そこでどう動くかは子どもたち次第ですが、親ができるのは環境を用意して、選択肢を広げてあげることくらいだと思うので。

まちのサイズ感もいいなと思います。子どもだけでなく、大人にとっても。
たとえば昼は糸島 に遊びに行って、夜は天神で飲むとか全然できますよね。
横浜で暮らしていた時は、例えば江の島に行くなら1日がかりだと思っていたし、平日も通勤だけで往復2時間以上かかっていたので、「仕事だけ」になってしまいがちだった。
その点福岡は、まちのサイズ感も「行動しやすい」ものになっていると思います。

※糸島は天神から車で30分~40分ほどのまち。海あり、山あり、素敵なお店あり、の福岡で暮らす方にとって身近なレジャースポット

 
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    LINE Fukuokaを選んだ理由①
LINE Fukuokaの地域貢献・社会貢献のあり方に共感した


―LINE Fukuokaのことはどうやって知ったんですか?

重信:高島市長の本がきっかけです。

さかのぼると、横浜で暮らしていたころ、地域起業のお手伝いをしていて。
その時に、企業のCSR活動、言うなれば企業と地域の関係や、企業としての社会貢献のあり方に興味を持ちました。

福岡に戻るにあたってまちのことを調べる中で、福岡の先進的な取り組みの数々を知るとともに、高島市長の存在を知り、興味を持ったんです。彼の本を読んでみたら、その中で、市民生活におけるLINEの活用についても触れられていて。そこでLINE Fukuokaの存在を知り、興味を持ちました。

面接の過程でも、CSRについては皆さんに話を聞きました。特にCOOの鈴木さんからは Smart City戦略室の取り組みなども詳しく教えて頂き、 LINE Fukuokaと地域との関わり方、地域貢献の仕方に共感しました。


―重信さんが会社を選ぶ上で、CSRは重要な観点でしたか?

重信:そうですね。僕はキャリアのほとんどをCS業界で過ごしているんですが、この仕事を続けてくることができた根本にあるのは、「誰かのために役に立ちたい」という気持ちだと思うんです。対お客様にしても、対メンバーにしても。

その 「役に立ちたい」と思う対象が、年齢を重ねるにつれて「社会」に向きだしたのかなと思います。 自分のふるさとで、これまで培ってきた力を役立てたいという思いが出てきた。主語も、「自分は何ができるだろう」から、「会社として何ができるだろう」という風に変わってきた。

LINE Fukuokaの取り組みは、会社にとっても利益があって、社会にも貢献できている。
LINEというサービス自体のポテンシャルに加えて、LINE Fukuokaに、福岡で生まれ育った方や福岡のまちに思いがある方が多いということも影響しているように思います。
それに、そもそもLINE自体が今や社会的なインフラとして、人々の役に立っている。
その前提は、自分がどこに身を置くか考える上ですごく重要でした。

今の業務が直接的にCSR活動に結びついている訳では無いですが、可能性はすごく感じます。
特に僕がいるCustomer Care室は、様々なサービスでユーザーの声を聞いている。
LINEというプラットフォームを使って、どんな風に地域や社会に貢献できるか、たくさんのヒントがある場所だと思っていますし、今後チャレンジができたらと思っています。

 
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    LINE Fukuokaを選んだ理由②
この会社に「欠けているピース」になれると思った


―実際に自身が取り組む業務については、どのように捉えていたのでしょうか?

重信:もちろん、CSの観点でも魅力を感じていました。

ひとつは、 CSから事業の価値を高める、あるいは価値を生み出すための動きができる会社、という点。

2社目に勤めていたコールセンター運営会社はベンダー(委託会社)なので、顧客から依頼された定型業務をいかにレベル高くやるかが重要でした。
たとえば僕は携帯電話関連の会社を受け持っていたのですが、「こんな料金プランがあればもっと喜ばれる」など、ユーザーの声から気づいた点を提案することはできでも、僕たち自身でプランを変えられる訳ではなかった。

でも事業会社の内部にある場合は、サービス自体を変えていくことができる。
4社目に勤めた福利厚生事業会社の仕事では、 顧客の声をきちんとサービス改善につなげられる楽しさがありました。
なので、福岡での転職を決めた際も、事業会社にしぼって探していました。


―なるほど。その中で、LINE Fukuokaを選んだのは?

重信:LINE Fukuokaは特に、CSからサービスに対して提案できる土壌があると感じたんです。
経営陣や CS部門のトップである松山さんと話をして、「目の前のことをきちんと見ながらも、常に先のことを考えている人たち」という印象を持ちました。
CSってどうしても目の前のことに追われてしまいがちな業種なのですが、その渦中で、 CSの価値をいかに高めていくかを真剣に考えている。

挑戦を歓迎するし、失敗を認めてくれる社風、というのも感じました。
たとえば今僕が「こんなことをしたらいいと思う」と提案したら、多分「やってみたら」と言われるんですよ。

もちろん与えられた仕事を全うすることが大前提ですが、そこからはみ出すことを「やったらダメ」とは言われない。会社に重大な損失が出そうな内容ならもちろん止めると思いますが、基本的に挑戦させてくれる。そういう会社って、あまりないんじゃないかな。


―確かに、それはLINE Fukuokaの社風かもしれないですね。

重信: 自分が「役に立てるタイミング」だと思ったことも決め手の一つです。
設立6年で急成長してきたことを考えると、この会社でマネジメントラインにいる人の多くは、0から1を生み出してきた人たちだと思うんです。
でも実はそのタイプって、メンバー教育が苦手な方も多いと思う。

僕はどちらかというと、1から10とか、10から100にすることが得意なタイプ。
LINE Fukuokaの成長フェーズが変化して、今そういう人間が必要になっている。
急成長に制度やルール、教育体制の整備が追い付いていないので、そこを整えていく必要がある。
その動きに期待して採用してもらったんだと思いますし、僕も「欠けているピース」になれる自負はありました。

僕自身はこの業界も長いので、サービスレベルの上げ方がある程度見えている。
それを体系化して、きちんとメンバーに伝えていく。それを吸収したメンバーがさらにオリジナリティを出してくれることで、この組織はさらに進化していけると思っています。

入社前の考え、ということでお話しましたが、僕の場合、入社後のギャップも特になかったです。
ある程度年齢を重ねて、色んな会社を見てきたからというのもあると思いますが、LINE Fukuokaは入社前のイメージ通りの会社でした。

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    これから仕掛けたいこと
世界一のカスタマーケアチームをつくりたい


―これからこの会社で、どんなことを仕掛けていきたいですか?

重信:世界一のCSチームをつくりたい、という思いがあるんです。
CS、LINE Fukuokaではカスタマーケア(以下CC)と呼んでいますが、世界一ユーザー満足度の高いCC集団になりたい。

ユーザーの期待に応えるという意味での重要性はもちろん、ユーザー満足度の高さは確実にサービスや企業の価値として売上や利益にもつながっていく。
CCは経営視点でも非常に重要な役割だと考えています。

だからこそ、人をきちんと育てていく必要がある。ひとりの力ってたいしたことないじゃないですか。チームとしてどれだけ大きな成果を出せるかが大事で、それが会社であることの意味。

自主性を持って働けるチームにしたいと思っていて、 自主性を育てるために大切なのは「いかに気づかせるか」だと思っています。
成長のガイドラインや、各ポジションで求められることを明確に示す。それを会社や組織の目標と照らし合わせれば、おのずと自分がやるべきことが見える。あとはそれをやるかやらないかだけ。

研修や仕組みをつくっても、本人がやる気にならなければ意味がない。LINE Fukuokaのメンバーに求められるのは、「与えられた仕事をこなす」の先にあるものだと思うので、自主性を発揮できる土壌をつくることがすごく大事だと思います。

先ほどお話したように、 「与えられた範囲から出る」ことをこの会社は歓迎している。
この文化はすごく大事です。守らないといけない。
自由だけど、自由の中にある責任を、みんなが意識して働ける文化。常に先を考えている人たちの集団。LINE Fukuokaがそういう会社であり続けるために、いいチームをつくっていきたいと思います。

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LINE Fukuokaでは、福岡からWOWを生み出すべくチャレンジし続けているUIターン社員が多数活躍しています。
LINE Fukuoka Pressでは、今後もそんな社員をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

UIターン入社時(当社規程あり)には、引っ越し費用の一部負担や部屋探しのサポートをする制度もあります。

福利厚生と制度について、詳細はこちら


LINE Fukuokaではカスタマーケアをはじめ、
様々なポジションでご活躍頂ける方を幅広く募集しております。

UIターン入社者の声はこちらでもご紹介しています!
http://linefukuoka.blog.jp/tag/%23UI%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3



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