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【UIターン体験談】「この先5年で、自分にとってハッピーな方を選べ!」地元で子育てしたいけど仕事でも挑戦し続けたい、企画職の場合

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LINE Fukuokaの特徴のひとつに、 「UIターン社員が多い」ことがあります。

本シリーズでは、福岡県外で様々なキャリアを積んだ後、LINE Fukuokaへジョインしたメンバーへ、
LINE Fukuokaを選んだ理由や入社前後に感じたギャップ、UIターンならではの悩みや葛藤、決断の背景についてインタビューしていきます!

第1回は、Smart City戦略室でビジネスプランナーとして働く白石が登場。
「いずれは福岡で子育てしたいけど、キャリアダウンはしたくない」方、必読です!

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白石 知子(しらいし・ともこ) Smart City戦略室 ビジネスプランナー
2019年6月LINE Fukuoka入社。福岡市LINE公式アカウントの機能改善を中心に、福岡のまちのSmart City化に取り組む。 避難行動支援機能の企画・運用改善などを担当。

 

Uターンを決めた理由
ライフプランを考えて、いずれは福岡に帰りたい。その「いずれ」が今だった

―白石さんは福岡のご出身でしたね。東京へはいつから?

白石:大学進学を期に上京し、12年ほど東京で暮らしていました。

―前職ではどんなお仕事を?

白石:新卒で入社した東京の通信会社で、スマホアプリやWEBサイトなどのサービス企画やディレクションを7年ほど担当していました。

―LINE Fukuokaは2社目ということでしたね。転職を考えた理由は?

白石:前職も仕事は楽しかったですし、やりがいもありました。周囲の方にも恵まれていたので、大きな不満もなかったんですよね。でも 「いずれ福岡に帰りたい」という気持ちはずっとありました。

地元が大好きだし、親や兄弟、甥っ子姪っ子たちも含めて、家族で仲良く助け合いながら暮らすのが自分にとってハッピーな状態だなと思っていたので。子育てもそういう環境でしたい、東京では絶対に無理だ、という気持ちもありました。

「いずれは帰りたい」と口ではずっと言っていたのですが、実行には移していなかった。
ある時、友だちから「帰りたいなら帰ったら?」と言われたのがきっかけだったかな。 「いずれ」っていつなんだろうってふと思ったんです。
結婚したことも大きかったですね。「いつ帰るべきか」について真剣に考えるようになりました。

夫は愛知の出身で、福岡にゆかりはありません。
「この先どうする?」ということについて話し合ったところ、「この先も東京で暮らしていくのはちょっと違うね」という点で合意して。夫は地元に戻ることにこだわりがなかったようで、福岡でもいいかと相談したところ、快諾してくれました。ついてきてくれた夫には今もとても感謝しています。

夫と合意ができた時点で、Uターンのタイミングについても「2019年度中」ということで目標を決めました。 30代前半で出産したい、転職後も1~2年は働いてから出産を考えられるタイミングがいい、と思っていたので。

前職は福岡にも拠点があったので、異動という手段もありました。
ただ福岡拠点の場合、仕事内容が大きく変わってしまい、自分にとって興味の薄い領域になってしまう。
それはやっぱり違うなと思ったんです。そうなると、転職しか無いなと。

前職で一通りの業務を経験し、今ならチャレンジできるかもしれないとも感じていました。
逆に、新卒からずっと同じ会社に勤めていたので、他を知らない危機感もありました。自分のライフプランを考えた時に、この会社の外に出ても通用するのか? 人材として自分の市場価値はどうなのか?と不安に思っていたこともあり、転職を決意しました。

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LINE Fukuokaを選んだ理由
未完成な組織だからこそ、ルールや仕組みをつくるチャレンジができる

―LINE Fukuokaのことはどんな経緯で知ったのですか?

白石:前職の先輩がLINE株式会社で働いていて。たまたまその方に転職の相談をしたときに、LINE Fukuokaの存在を教えてもらったんです。本格的に転職活動を始める前だったので、「試しに受けてみよう」くらいの気持ちで応募してみることにしました。

―なんと!そうだったんですね。でも、結局LINE Fukuoka以外の会社は受けなかったとか。

白石:そうなんです。実際に面接に行って業務内容を聞いてみるとすごく魅力的で。福岡市と包括連携協定を組んで、LINEの技術を活用しながらこのまちの暮らしを便利で快適なものにしていく。それは 「この会社でしかできないこと」だと感じたんです。

前職で培ったサービス企画やディレクションの経験も活かせると思いましたし、単にWEBサイトやアプリをつくるという範囲を超えて「まちづくり」について考えるというのは、自分にとってチャレンジでもある。
今持っているスキルを活かしつつ、新しい領域に仕事の幅を広げていける。不安もありましたが、今後のキャリアを考えたら良い機会になると思ったんです。

入社前に会ったメンバーがみな前向きな印象だったことも大きかったですね。若い、新しい組織だなと感じました。制度や仕事の流れがまだ固まっていなくて、これからつくっていこうとしている段階。メンバーの平均年齢も前職より若い。前職ではプレイヤーとして先輩方に頼りながら走っていたけど、この組織に入ったら ルールや仕組みをつくる経験ができるんだろうなと思いました。それは、自分にとって大きな、かつ良い変化になるだろうなと。
 
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実際に入社してみて、どうだった?
ギリギリまで“WOW”を追求する環境。仕事に対する「価値観」が変わった。

―実際に入社してみて、いかがでしたか?

白石:思っていた以上にチャレンジングな組織でしたね。(笑)
転職することで業務内容が変わるのはもちろんわかっていたのですが、
それ以上に、仕事に対する考え方や価値観の違いを感じます。

前職の時は、役割上、一番の指標として売上がありました。
今はお金ももちろん大事なんだけど、 「サービスの価値」が最重要視されているなと感じます。
それこそ LINEの価値基準である“WOW”であるかどうか、ですね。

このサービスは何がWOWなのか、どんなニュースになるのか、という会話が常に飛び交っていて、
リリースの直前までWOWを追求するためにねばる。本当にギリギリまで。

サービスのプレスリリースについても、単に事実を伝えるだけでなく、「何をどう伝えたらこのサービスの価値を最も感じて頂けるか」をPR担当者と一緒に考えるようになりました。サービスを企画して終わり、ではなく、ユーザーに届ける最後の一歩までみんなでつくる。 自分の役職にとらわれず、何にでも関わっていける。

こんなパワフルな働き方があるのか!と思いましたね。終わりなき戦い、みたいな感じです。(笑)
その最中はもちろん大変なんですが、仕事が本当に楽しいと感じますし、いい文化だなと思います。

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組織が思っていた以上に多いことにも驚きました。
サービスリリースまでにはSmart City戦略室だけでなく、クリエイティブ、開発、法務や情報セキュリティといった様々な部署と連携する必要があります。同じグループ会社内とはいえ、仕事の相談をする上ではやはり「なぜこのサービスをつくりたいのか」といった背景説明が非常に大事だなと感じています。きちんと意義を伝える努力をすることで、皆さん「それならこんなやり方がいいんじゃないか」と提案や調整をしてくれる。

様々なプロが社内にいることはLINEグループの強みですが、 いいチームをつくるためには、「同じ社内の人」ということに甘えてはいけないなと思います。

それと、入社前は「子育てをしながら働き続けられるか?」という点について、実は少し不安に思っていたんです。LINE株式会社に勤める先輩に、「皆自由な働き方をしている」というのは聞いていたのですが、果たしてLINE Fukuokaも同じなのか?と。

実際に入社してみると、男女ともに同年代の方が多く、自分と同じように、結婚してこれから子育てを考えていくような方も多いです。
周囲と話をする中で、子育てに対して前向きに考えている方が多いと感じるし、男性陣も育休を取りたいという話をしている。同じチームで産休に入った方もいるし、実際に時短で働きながら子育てと仕事を両立している方も近くにいる。
状況に合わせて働き方を変えられるし、きちんと相談に乗ってくれて、柔軟に対応してくれる環境があるなと感じています。入社してから体感したことなので、入社前の自分に教えてあげたいですね。(笑)

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暮らしはどう変化した?
時間が生まれ、強くなった家族とのつながり。「次のキャリア」にも希望が見えた

―福岡に移って、生活面ではどんな変化がありましたか?

白石:通勤が圧倒的に楽になりましたし、家賃も安いですね。以前は板橋区に住んでいて田町まで通っていたので、毎日1時間かけて東京を縦断していました。(笑)
今はバスで15分ほどで通えますし、なんなら歩けるくらいの距離に住んでいます。

アクティブにいろんなところに出かけるようにもなりました。東京に住んでいた頃は、どこに行っても混んでいるので出かける気が失せてしまって。
福岡や九州の場合、どこもそこまで混んでいないので、近くの展示会やイベントをのぞきに行ったり、鹿児島や壱岐など九州各地に旅行したり、面白そうだなと思ったら気軽に足を延ばせるようになりました。

飲みに行く機会は減っちゃいましたね。12年東京に住んでいた分、やはり飲み友だちはあちらに多いので。ただ、その分 家族とのつながりはすごく強くなったなと思います。親や兄弟にも気軽に会いに行けますし、夫と過ごす時間も増えました。

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共に来福したパートナーと、仕事終わりに至福の一杯。

デメリットを上げるとすると、情報収集やスキルアップ、人脈づくりにつながるようなイベントの絶対数は東京に比べるとやはり少ないです。それは想像していた通りでした。
ただ、人口が東京に比べて少ない分、東京だったら即満席になってしまうようなイベントも福岡だと参加できますし、人数が少ないからこそ、主催者や登壇者、参加者などとしっかり話せるなという印象です。
つながりたい人とつながる機会をつくりやすい。それは逆に福岡の魅力かもしれないですね。

本音を言うと、LINE Fukuokaに入社すること自体は良い選択だと思っていたのですが、
「もし今後また転職することになった場合、他に選択肢はあるのだろうか?」など、
福岡でキャリアを積んでいくことに対しては不安がありました。

福岡には本社機能を持った会社自体が少ないイメージがありましたし、もしLINE Fukuokaにいられなくなったら、行く場所が無いんじゃないかと。
あ、LINE Fukuokaは好きなのでできるだけ長く勤めたいとは思ってますよ!(笑)

でも、様々な外部イベントに参加する中で、 エンジニアのコミュニティが活発であることや、デザイナーや企画の仕事も需要が高まっていることを感じています。時代の流れもあって、「どこで働いても良い」など多様な働き方を推進する会社も増えていますし、福岡にいながらそうした会社で働くこともできるかもしれない。
キャリアについては今も模索中ではあるのですが、 福岡に来る前に想定していたよりは選択肢がありそうだと感じています。

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LINE Fukuokaで開催されたmeetupにて。(中段左端が白石)


迷っている方へ、メッセージを送るなら?
「人生計画」に意味はない。この先5年で、自分にとってハッピーな方を選ぶ

―もし今、白石さんと同じようにUターンを迷ってる人がいたら、どんな風に声をかけますか?

白石:どういう人生にしたいかで決めなよ!かな!
自分にとって、何がハッピーか。
人生、と言っても、今の時代「人生計画」ってあまり意味がないと思うんです。 10年20年先のことなんてわからないじゃないですか。だから、この先5年くらいで見て、自分にとってどちらがハッピーか?で決めたらいいんじゃないかなと思っています。

私にとってのハッピーは、家族みんなでわいわい暮らしている状態で、東京でそれを実現するイメージが持てなかった。福岡に来て、今自分が理想とする状態にすごく近づけていると感じているので、自分の決断を褒めたたえたいと思うし、その決断を許してくれた夫も褒めたたえたいと思います。(笑)

―その“ハッピーな自分像”の中で、白石さんにとって仕事ってどんな位置づけなんでしょう?

白石:仕事にやりがいや意義を感じられていないと、仕事に行っても家に帰っても、一日中気持ちが沈んでしまうんですよね。だから、自分が理想とするハッピーな状態を実現するためには、 仕事にもやりがいを持てていることがすごく大事だと思っています。

―入社から約半年が経過しました。これからどんなお仕事をしていきたいですか?

白石:働いている人を幸せにする仕事がしたい、という想いがあるんです。
楽しく働けるように、ストレスの源になっている無駄な作業などをなくしていきたい。

今担当している自治体のお仕事もそうですし、
個人的な希望として、今後、「学校の先生」のお仕事も改善できないだろうかと思っているんです。
先生のお仕事って、すごく大変なイメージがあるので、少しでもその働き方を変えることに貢献できたらなと。
Smart Cityの文脈の中で、何かできないだろうか、と模索しています。まだまだ私の妄想レベルですが!

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LINE Fukuokaでは、自身のライフスタイルを大切にしながら、
仕事でもチャレンジをし続けているUターン社員が多数活躍しています。
LINE Fukuoka Pressでは、今後もそんな社員をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

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