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「鈴木さん、なんで米国ミネルバの認定講師になったんですか?」 CEOへ注力している人財育成について聞いてみた

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酒井

こんにちは!Marketing Communication室の酒井です。

Marketing Communication室は企業広報も担っており、経営陣と距離が近い部署です。そこで、多くの方が気になっているであろうことを経営陣に直接聞き、LINE Fukuoka Pressで記事として公開します。

今回話を聞いたのは、LINE Fukuoka株式会社 代表取締役社長CEO 鈴木優輔さんです。
「米国ミネルバ認定講師を取得されたこと」「リーダー育成についてどう考えているか」「社会人の学び」について聞いてきました。

個人的に聞きたかったことも含めて、CEOが考えるリーダー像や学びから得られるものについて本音のお話が聞けました。LINE FukuokaのCEOが何を考えているのか知りたい方、これから何かを学ぼうとしている方に読んでいただきたいです。

 

WOWの源泉は人。人の成長を積極的にサポートします

 ─ 鈴木さんは2021年の社長就任時より変わらず「人財育成に力を注ぎたい」と社内外で話されています。改めて、その理由と考えを聞かせてください。 

鈴木:LINEはヤフーを傘下に置くZホールディングスと経営統合して、昨年3月に新生Zホールディングスが誕生しました。LINE Fukuokaにとって第2幕の開演というタイミングにあたり、新たな気持ちでユーザーにさらなるWOWを届けていくために、その源泉となる人の成長を積極的にサポートします。

学ぶことに関しては、OJTとOFF-JTの2種類があります。仕事を通じて学ぶOJTは最も大事な基礎で、ずっと継続するもの。一方で、仕事だけにフォーカスしていると考えが凝り固まり、新たな発想が生まれにくくなるのも事実です。仕事を離れたOFF-JTで学び、それを仕事に生かして、仕事で新たな発見があれば、それを仕事外で学んで…と循環させることが理想だと考えています。lfkpress_0425_002

 

プロフィールに加わった「米国ミネルバ認定講師」

─ 最近、鈴木さんのTwitterのプロフィールに「米国ミネルバ認定講師」が加わりましたね。私は個人的にミネルバ大学に注目していたので、とても驚きました。何があったのですか? 
※画像は鈴木さんのTwitterプロフィール(2022年4月現在)
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鈴木: 私がミネルバ大学を知ったのは、数年前に観たテレビ番組。
アメリカで2014年に開校した私立大学で、特定のキャンパスがなく、世界7都市に移り住みながらオンラインで授業を受けるなんて、面白いなと興味を持っていました。
すると昨年秋、ミネルバが開発したビジネスパーソン向けのリーダーシッププログラムが、日本に上陸するというプレスリリースが出た。しかも、事業提携したのは福岡の「合同会社こっから」さん。私も関わりたいと思っていたら、提携の立役者である同社の黒川公晴さんと今村健一さん(Zホールディングス 執行役員 人事統括部長)にたまたま出会ったんです。まさに引き寄せの法則ですね。

─ ミネルバのプログラムは、全て英語ですね。鈴木さんは英語を勉強されていたから、問題なく受けられたんですか?

鈴木:いやいや、かなり苦労しましたよ(笑)。
私は3年ほど前に韓国やタイで交渉事に臨んだときに、通訳を介すと意思疎通に時間がかかり、企業のトップがこれではダメだと痛感。それから英語を猛勉強して、TOEICのスコアは520から915まで上がっていました。
でもね、やっぱり英語力はまだまだで。一緒にトレーニングを受けた方々は外資勤務や海外経験があって英語が流暢な中、私は必死でどうにかクリアした感じ。学ぶこと自体はすごく楽しかったけど、英語ができなくてブルーになっていたら、息子が「お父さんも落ちこぼれの気持ちが分かった?」と喜びながら励ましてくれました(笑)。いい経験ですね。
仕事のために英語力をつけていたことで、ミネルバに関わるチャンスをつかむことができて、本当にラッキーでした。

自らの学びをLINE Fukuokaに還元する

─ ミネルバの学びは、鈴木さんにとってOFF-JTですね。

鈴木:まさにOFF-JTで、LINE Fukuokaに還元していくつもりです。
講師になるために学んだことや、これから講師として人に教えることで得られる新たな気づきを仕事に生かせるし、そして何より学ぶ姿勢を皆さんに見せられることも大切だと思っています。
会社や組織は規模の大小にかかわらず、リーダーの姿勢によってチームが形づくられると私は考えています。私はこれまで役職にとらわれず仕事をしてきたけれど、LINE FukuokaのCEOになったタイミングで、まわりへの影響力が大きくなると感じました。だから、私が学び続けていることを表現することで、みんなも学びやすい環境になるといいなと考えています。
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リーダーは役職ではなく姿勢そのもの

─ LINE Fukuokaは社員の増加に伴い、リーダー職につく社員の数も増えてきました。

鈴木:そうですね。その中の半数以上はLINE Fukuokaに入って初めてリーダーになっています。
経験豊富で優秀なリーダー層を採用する一方で、入社後に成長してリーダーになった人も多いのです。それは、私がLINE Fukuokaに転職した動機そのもの。福岡でいい仕事を作り、いい人財を育てて輩出することにチャレンジしたいと思い、働き続けてきました。

変化が激しく複雑性が高まっている社会において、首都圏に比べると地方都市でリーダーを育てることは非常に難しく、リーダー人財が不足していると福岡の経営者の方々も口をそろえます。そんな中、変化に富む業界でグローバルに活動するLINEが福岡に来た意義の一つとして、社会の役に立つ仕事を作りリーダー人財を育てることで、地域に貢献できると考えています。

─ つまり、鈴木さんはリーダーの育成に力を入れていこうと考えられているのでしょうか?

鈴木:リーダーは役職ではなく、姿勢そのものだと私は捉えています。

LINE Fukuokaではオーナーシップと表現しているけれど、リーダーシップとイコール。リーダーシップはリーダーだけでなく、全員が持つべきものです。例えばスポーツでも吹奏楽でも、一人ひとりがまわりを見ながらリーダーシップを発揮し、自分にできることを考えて動くことでチーム全体が強くなる。リーダー育成に力を入れるという言い方にはなるけれど、全員に意識してもらえればと思っています。

皆さんの心に火を灯すきっかけに

─ では、特にどんな層の社員にどうしてほしいという思いはありますか?

鈴木:誰かにこうしてほしいというよりも、自分がトップの責任として、常にアンラーニングして学び続けるという気持ちが強いですね。それが他の人に影響して、学びたくなった方はぜひ一緒に学びましょうというメッセージになればいいかな。
「自分がやっているからみんなもやってね」というニュアンスは1ミリもなくて、みんなが自然に学びたくなり、一人ひとりがリーダーシップを発揮している環境を作るために、私は努力したい。皆さんの心に火を灯すきっかけになれればいいんじゃないかなと思っています。


─ 自らの背中を見せるということですね。

鈴木 :この前、古くからの知人に「CEOになったから、もう落ち着いていると思ったら、全然そんな感じじゃないね」  と言われて、確かにその通りだなと。世の中は変化していくから、自分もずっとアップデートしていきたいと考えています。
この業界にいると、「ワクワク半分、危機感半分」を融合させたような働き方が一番楽しいと思います。
例えば、他社から新しいサービスが出てくるかも、自分のスキルが通用しなくなるかも、などと健全な危機感を持っていると、常に学び続けようというスタンスになります。そのスタンスから得たスキルを仕事に生かしてみたらうまくいってワクワクする…みたいな繰り返しが大事じゃないでしょうか。lfkpress_0425_005

学ぶモチベーションは自然には生まれない。

─ 皆さんに学びについてアドバイスをお願いします。

鈴木:実用的なアドバイスとしては、私が前から実践していて、ミネルバでも習った考え方があります。それは、モチベーションはいきなり自然に生まれてこないから、まずは簡単なことでもいいのでやってみるということ。まず試しにやってみることでちょっとした楽しさや悔しさという感情が自分の中に芽生えるものです。その感情がモチベーションの源泉です。モチベーションが生まれたら次のステップも試したくなって実践してみる。その循環が大切です。
ミネルバのプログラムでも、講師が話すのは講義全体の1割なんです。残りの9割は受講者のディスカッションや発表にあてられ、講師はそのファシリテーションをしていきます。受講者が主体的に発言することで徐々にモチベーションに繋がり、クラスへのロイヤリティも高まっていきます。そして自然とクラスへ貢献したいという気持ちが生まれて、更に発言したり他の受講者の意見を傾聴したりするようになります。この循環は科学的に証明されていてミネルバが取り入れている仕組みの一つです。

─ LINE Fukuokaの中に取り入れていることはありますか?

鈴木:例えばリーダー集会では、私からの話よりもリーダーの皆さんの発表に重きを置いています。当初は「みんなの前で発表するようなことはありません」という謙虚な方が多かったですが、それでも「一人5分でもいいからやってみましょう」ということで続けてきました。今では自分から発表したいという方が増えたり、集会後のアンケートに積極的に回答する方が増えたりと、目に見えて主体性や貢献意欲に変化があり嬉しいですね。

研修も更に工夫していきたいと考えています。
これまでのLINEやLINE Fukuokaの研修に加えてZホールディングスグループの企業内大学「Zアカデミア」の受講もできるようになり、学習の機会は増えましたよね。一方でどの研修を受講すればいいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今年は目的や段階に合わせて推奨するプログラムを体系化する試みを始めようとしています。
それにより最初の一歩が踏み出しやすくなるはずです。受講履歴をデータ化してご自身の成長が見える、感じられるシステムもつくりたいと考えます。

 

自らが学ぶことで生まれる感謝

─ 最後に皆さんに一言メッセージをお願いします。

鈴木:私はもともと勉強が好きではなかったけど、今は学ぶことが本当に楽しい。
例えば、リーダーシップ一つとっても、自分の経験に縛られず新しいことを学べるのでキリがない。自ら学んでアップデートすることで周りの人や会社に貢献できます。誰かに貢献することでその相手からも新しい気づきを与えてもらえます。

みんなで学び合い、貢献し合い、感謝し合える職場にしていきましょう。lfkpress_0425_001

インタビューを終えて
今回はオフィス内カフェのコーヒーを片手に、散歩しながらお話をしました。
会話を通して、つねに学びつづけ、アップデートを重ねるCEOが、ひとりのビジネスパーソンとして「学び」をどう捉え、どう活かそうとしているのかが伝わってきました。皆さまは、いかがでしたか?

個人的に気になっていた「米国ミネルバ認定講師」は、そのプログラムはもちろん、取得に至るまでの経緯や講座の様子も大変興味深いものでした。別の機会に、さらに深く聞いてみたいと思います。(酒井)

参考リンク:
鈴木さんが、米国ミネルバ認定講師(ファカルティ)として活動されている「マネジング・コンプレキシティ(Managing Complexity)」プログラムについては、こちらをご参照ください。
Managing Complexity https://www.kokkaraxminerva.com/ ※外部サイトへ遷移します。

 

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