「英語日記BOY」新井リオ氏も登場!LINE Fukuokaの「英語学習」を深掘り

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【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。9月30日以前の記事は、旧社名の情報を元に作成しています。

こんにちは、Marketing Communication室の酒井です。

最近は自宅で過ごす時間が増え、新しいことを学び始めた方も多いのではないでしょうか。
今回のLINE Fukuoka Pressでは、LINE Fukuokaにある学びの一環、「英語学習」についてご紹介します。
1月の社内英語学習セミナーにご登壇いただいた、「英語日記BOY」で話題の新井リオさんからもコメントをいただいています。ぜひ、お読み進めください。

外国籍社員が24ヶ国から集まるLINE Fukuokaの中でも、サービス開発を担うエンジニア間のコミュニケーションに英語が用いられる機会が多いとか。
LINE Fukuokaの「英語学習」について深堀りするため、開発室の「英語の先生」であり、全社向けに英語学習セミナー企画・運営を行う佐藤さんにお話を聞きました。


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話を聞いたのは…
佐藤 美恵子(さとう みえこ)
LINE Fukuoka株式会社 コミュニケーションセンター所属

外資系金融機関でセクレタリー、マーケティングを経験後、結婚をきっかけに福岡へ。
約10年、企業や大学・専門学校にてフリーランスの英語講師として活躍したのち、2018年LINE Fukuoka入社。
開発室向け英語講師をはじめ、英語学習セミナーの企画・運営など、LINE Fukuoka内の英語学習支援を行う。


─ LINE Fukuokaの英語学習環境について教えて下さい。
佐藤業務中に英語を使う機会が多い開発室を中心に、英語レッスンやオンライン英会話、英語合宿、社外の講師を招いたセミナーなどを行っています。(2020年2月より全面オンラインへ切替え)


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佐藤開発室に所属するエンジニアは、国籍も母国語もさまざまです。

言語に対する採用時の条件は「日本語もしくは英語のいずれかができること」。

そのため、英語が得意ではない日本語話者の方もいれば、日本語が全く話せない状態で入社する英語話者の方、英語・日本語ともに流暢な方もいます。

 

チームのメンバー構成やプロジェクトの特性によって、ミーティングやチャットツール、サービス仕様書などで英語と日本語を使い分けています。

 
※日本語学習の支援に関しては、海外支援チームの紹介記事をご覧ください
 

─ そうなんですね…英語が話せないと、業務に支障が出ますか?
佐藤 いいえ!大丈夫です。
日本語だけでやり取りするチームもありますし、開発専属の通訳・翻訳パートによるサポートもあります。
英語に拒否反応さえなければ、業務はなんとかなります。
英語話者の方も日本語も学んでいるので、語学を学ぶ難しさはわかっています。お互いに歩み寄る文化を感じます。

─ 安心しました。英語レッスンやセミナーは参加必須ですか?
佐藤 英語学習は強制ではなく、希望するメンバーが参加するものです。
「勉強をさせる」のではなく、あくまで「希望者には環境を提供する」という考えです。
対象者を強制的に集めて受講してもらうのは、受講者だけでなく講師にとっても負担になりがちです。なので、そのスタンスは私も気に入っています。
とは言っても、現在、対象者の75%はいずれかの英語学習を利用しています。

─ 現在、英語学習の場を利用している方のレベルは?
佐藤 日常的に英語を使う機会がある方もそうでない方もいるので、一概にお伝えするのが難しいのですが、現在はTOEIC300点台から900点台の方が参加されています。最近のTOEICの平均スコアは730程度でした。(※開発室所属メンバー平均)
5年前は平均500点前後だったので、伸びていますね。
日々の学習の成果に加えて、以前よりも、お仕事で英語を使う頻度が上がっていることも理由のひとつだと思います。
 
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オンラインで実施している英語レッスンの様子

─ 私のように、開発室所属でなくても参加できる英語学習はありますか?
佐藤 英語学習者が集まる社内slackチャンネル(#z_daily_english)と英語学習セミナーは、全社員に開かれた場所です。

Slackチャンネルは、社内の英語学習者が自発的につくってくれた雑談部屋。
「こんな言い回しありますよ」「今日、こういうネタ学びました」と、英語をテーマにコミュニケーションが取られています。
300名以上が参加しているので、英語でわからないことをここでつぶやけば、誰かがアドバイスをくれる状態になっています。

もう一つは、英語学習セミナーです。
外部から講師を招いて、お昼休みの時間帯にオンラインセミナーを開催していて、希望すれば社内のどなたでも参加できます。

英語学習セミナーを始めたのは2020年7月で、初回は30名程が集まりました。
長い間、オフライン開催でセミナーの企画を温めていたのですが、本格的に内容を決め始めた頃、コロナの影響で開催自体を諦めざるを得ない状況に。
学びを止めることはしたくなかったので、場所をオンラインに切り替えて始めることにしました。
このときは、主にLINE Fukuokaの開発室を対象にしていましたが、初回参加のみなさんには好評でした。
せっかくオンライン開催にしたんだから、多くの方に参加してもらえる場にしたいなと思っているときに、開発室の室長が背中を押してくれて…「やってみよう!」の気持ちで、声をかける範囲を広げることにしたんです。
2回目以降からLINE FukuokaとLINE全社にアナウンスをして、希望者にご参加いただく形式になりました。応募者が500名を越える回もあります。

ご参加のみなさんからいただく事後アンケートへのコメントは、いつも大切に読んでいます。
「こんなのを待っていました」「ぜひ続けてほしい」「英語に自信がない」など、さまざまな感想や悩みをいただいています。開発室だけではなく、社内には英語学習に対するニーズがこんなにもあったのか!と驚きました。みなさんの声を反映し、2021年も毎月実施する運びになりました。

─セミナーのテーマや講師はどうやって決めていますか?
佐藤 直近のセミナーは、「英語日記BOY」の著者・新井リオさんに講師として参加いただくのですが、事後アンケートで「新井リオさんのお話が聞きたい」というコメントをいただいたのがきっかけなんです。
社内の方の反応を知りたくて、さきほどお話したSlackチャンネル(#z_daily_english)で「新井リオさんについて教えて下さい」と投稿したら、「書籍がとても面白いです」「Twitterをフォローしています」「すごく感じの良い方です」など、好意的な意見しかありませんでした。
すぐに書籍を購入して読んでみると、指導者として共感することが多く、ぜひ登壇をお願いしたいと思いSNSを通じて連絡をしてみました。
ご快諾いただけたときは、とても嬉しかったです。

英語学習セミナーは、オンラインの実施になったからこそ、多くの方に参加いただける形になりました。
新井リオさんの登壇が実現したのも、セミナーの参加者さんと#z_daily_englishが結んでくれた縁だと思っています。

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1月の英語学習セミナーの様子
実際の英語学習セミナーに参加してきました。
国内外でミュージシャン、デザイナー、イラストレーターとして幅広く活躍されている新井リオさんを講師としてお迎えしたこの回。
累計発行部数6万部を突破した(2021年1月時点)著書「英語日記BOY」でも紹介されていた、英語日記を用いた学習法の具体的なやり方と実演など、盛りだくさんの内容で。参加者からは「一時間では足りなかった!」という声もあがりました。
 
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英語日記の原点でもある「英語で自分の気持ちを伝えたい」と強く思うようになった原体験から、「カナダでグラフィックデザイナーとして生計を立てる」という目標を掲げカナダに渡ったときのエピソードまで。
うまくいったときの話だけではなく、うまくできなかったことに対しては、どう工夫をしたかも具体例を混じえてお話いただき、リオさんの経験を追体験しているようでした。

セミナー参加者の感想
・言葉の端々まで、励まされる言葉ばかりで…本当に感謝しています。
・とてもわかりやすくて、面白かったです!
・英語の勉強法以外にも為になるお話ばかりで、参加できて良かったです。
・とても楽しく聞けて、あっという間に終わってしまいました。
・英語学習のモチベーションが上がる講義でした。ありがとうございます!


セミナー後の新井リオさんを直撃!

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─ 本日はご登壇ありがとうございました。登壇依頼が来たとき、どう思いましたか?
リオさん 率直な感想は「まじかよー!!」でした。
企業の社員向けセミナーは、熟練の英語指導者の方々が登壇するイメージがあり、まさか依頼をいただけると思っていなかったので驚きました。
僕でいいのかなと思いながらも、声をかけていただいたことがとても嬉しかったのでお受けしました。

─ もし、リオさんがLINE Fukuokaの社員だったとしら、どう英語学習を楽しみますか?
リオさん社内で英語を勉強しているメンバーを集めたLINEグループをつくって、英語日記を毎日あげていきますね。
仲の良い数人が集まるくらいでもいいので、英語勉強したいなって人たちの中で始めてみる。
小さくてもムーブメントをつくることで、そこへ賛同した人が集まってくれます。
自分の力だけでは、5年も10年も頑張り続けることは難しいけれど、喜んでくれる人や関わっている人がいると続けられる。だれかとやっているっていう実感は、継続にもつながります。

LINE Fukuokaで働いている英語話者の方とも、友達になりたいです。
英語を教えてもらうだけではなく、友達としてサポートができたらいいなと思います。
住み慣れた国や都市を離れて、福岡で新しい生活を始めているとしたら、きっと不安なことはありますよね。
僕だったら、「わからないことがあったら、いつでも聞いてね!」って声をかけます。
いざというときに助けてくれる人がいるって思うだけで、救われることもあるんじゃないかな。だれかを助けるのは嬉しいことですし、そういうコミュニケーションに英語を使えたらいいなと思います。

─ありがとうございました!


─ 最後に、佐藤さんは英語を学ぶことで何が得られると思いますか?
佐藤 英語って本当にコスパがいいと思います。 
英語を学ぶことにリスクはないし、正しいやり方で継続すれば必ず上達する。業務でもコミュニケーションが増え、効率的に仕事が進むことで自信がつく。世界中に友達をつくることができ、何より楽しいです。
英語を理解できることで世界がぐっと広がるので、得られるものはとても大きいのではないでしょうか?
仕事の面でも、英語を話せること自体が武器になる職種は日本には、まだまだあると思います。

でも、身につけるにはコツコツと継続するしかないのに、成果は見えにくい。
ゲームみたいに次々にクリアできる感覚は少ないから、どうしても行き詰まって、やる気が出なくなってしまうこともありますよね。
だからこそ、自分の変化を丁寧に観察してほしいです。
「この間言えなかった単語がすっと出てきた」とか「文法を間違えたことに気づけた」とか。
自分の変化に敏感になって、「私ってすごい!」と自分を褒めてみてください。
上手くなると嬉しいものなので、楽しみながら学んでほしいです。

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─「自分の変化を丁寧に観察して、自分を褒める」
何かを学ぶときはもちろん、仕事や生活の中でも大切にしたい姿勢でした。

LINE Fukuokaの英語学習について深堀りしてみたら、英語の先生・佐藤さんの「やってみよう」から全社に広がった学びを楽しむカルチャーを見つけました。


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