実は福岡でもやってます!livedoorニュース & BLOGOS運用業務の中身

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ざっくり言うと
  • 福岡で働くlivedoorニュース&元BLOGOS編集メンバー2人が業務内容を紹介
  • SNSでユーザーの反応を知ることが出来る点などに楽しさを感じるという
  • チームはオタク揃いで、個性を生かした仕事ができる環境でもあると話した

LINE Fukuoka(以下、LFK)のメディア運営室では、LINE NEWS、livedoorニュース、LINE BLOG、livedoor Blog、NAVERまとめ、BLOGOS、Kstyle、LINE LIVE、Peachy、といった9つのメディアを担当しています。

しかし、実際の業務内容や働いている人についてはあまり知られていません。
そこで今回は、入社2年目の女屋(おなや)と中田に直撃取材。
業務の実態や、「記事を書いている人がたくさんいるの?」「なんでテレビを見ながら仕事をしているの?」など、メディア編集職に興味がある方はもちろん、LFKで働く他部署のメンバーも気になっている素朴な疑問にも答えてもらいました。



livedoorニュース & BLOGOS運用業務のリアル

──早速ですが、メディア運営室とはどういう組織ですか?

女屋:LFKのメディア運営室には現在71名が所属しています。
チームが大きく2つに分かれていて、1つはLINE NEWSやlivedoorニュース(以下livedoor)、BLOGOSなど、ニュース配信プラットフォームをメインとした編集業務を担当するチーム。もう1つはLINE BLOGやNAVERまとめなど、ユーザー参加型のメディアの編集・監視業務を担当するチームです。
私はlivedoorを担当しているので、前者に所属しています。
 
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(2018年6月入社の女屋は元新聞記者)

中田:
私はつい最近までBLOGOSを担当していました。現在は同チームで他のメディアを担当しています。全てのメディアの共通点は、東京のLINE社と共に運用をしていることです。
反対に、同じニュースサイトでもlivedoorとBLOGOSでは掲載する記事や読者層が違うので、業務内容は少し違います。

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(2018年7月入社の中田。前職は外国人向け情報誌の編集者)


──同じチームでも業務内容が違う!? 詳しく教えて下さい

女屋:livedoorには、新聞社や通信社など約400の契約媒体から1日に5000本ほどの記事が提供されます。その中から載せる記事を選び、タイトルをつけてサイトに投稿することが主な業務内容です。業務の担当が細かく分かれていて、記事を選んでタイトルをつけるトピックス担当、公式Twitterを運用するSNS担当、LINEのオフィシャルアカウントで発信するダイジェストを作る担当、「ざっくり言うと」欄を作る担当がいます。私は、トピックスを担当しています。

中田:BLOGOSは細かい分担はなく、タイトル付けもSNSも同じ人が担当しています。媒体から提供される記事もありますが、政治家や著名人のブログ記事がメインです。編集部でオリジナルの記事を書くこともありますね。


──1日の流れはどんな感じですか?

女屋:livedoorの場合、7時~16時勤務の早番と14時~23時の遅番に分かれて運用しています。
私は早番が多いのですが、出勤中に今話題のニュースをチェックしています。7時に運用を開始したら、以後はずっとトピックス記事の選定・配信業務です。記事のPV数がリアルタイムでわかるので、特にPVが伸びる出勤ラッシュ時やランチタイムは戦場のように忙しくなります(笑)。

中田:読者がスマホを触る時間帯はどのメディアも忙しくなりますよね。
早番の出勤直後は、前日の夜から更新が止まっているトップページを朝のピークタイムまでにガラッと変えなくてはいけないので、結構バタバタしています。


──席の近くにテレビがあるのはなぜですか?(羨ましい)

女屋:ニュース系メディアの席にのみ設置されていて、速報などの新しいニュースをいち早くキャッチするためです。別にドラマとかアニメを自由に観ることが出来る訳ではないです(笑)。

中田:報道の温度感やトレンドを把握しておく意味もありますよね。

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※普段は常時テレビ番組を映して情報をキャッチしています


 
「難しい」ニュースを面白くする楽しさ

──お二人とも前職は出版・編集業界だとお聞きしましたが、前職と比較して感じた違いはありますか

中田:メディア運営室と言うよりも“LFKあるある”かもしれませんが、オフィス全体が静かなことです。一般的な出版業のオフィスでは、ずっと電話が鳴っていたりFAXが届いたり、口頭で連絡をしたりすることが多いので、カルチャーショックを受けました。

女屋:東京メンバーとのやりとりが多いので、必然的にチャットやメールでの連絡が多くなりますよね。
私は、良くも悪くも記事に対して反応がありすぎることに驚きました。
自分が投稿した記事を有名人がリツイートしてくれるなど嬉しいこともある反面、読者から厳しい指摘を受けることもあり、毎日身の引き締まる思いです。
 

──メディア運営の楽しいところ、大変なところを教えてください

女屋:個人の裁量が大きいところに楽しさを感じます。もちろん掲載基準はあるのですが、掲載する記事の選定からタイトルの付け方までを一任されます。最初は「こんな大きなニュース、私が扱っていいの!?」と躊躇することもありましたが、慣れればそれも含めて楽しくなります。

大変なのは、全体のPVを気にしつつも政治・経済などの堅いニュースからエンタメまでバランス良く掲載しなければいけないところです。

堅いニュースって、難しい語句が並ぶ上にとっつきづらくて若い人から敬遠されてしまうことが多いんです。だけど、エンタメばかり載せていてはニュースサイトとしての信頼を損ねてしまう。
なので、読者が読みたくなるようなニュースのタイトル付けをして、難しいニュースも読んでもらえるように心がけて運用しています。難しいからというだけで読まれないのはもったいないです。

中田:私が思う楽しいところは、自分が書いた記事の反応をダイレクトに知ることが出来ることです。PVもそうですが、SNSでのいいねやリツイート数、リプでコメントもつきます。紙媒体で働いていた時は読者の反応が分かりづらかったので、Webはそういった面が楽しいなと。「書いてくれてありがとう」「為になった」というコメントを見ると、嬉しくなります。

大変なところは、世の中の流れを常に追っておかなくてはいけないところです。今SNSでバズっている内容を1週間後に記事にしても誰も読んでくれないので、常に新しいネタを探しています。


──業務を通して、どんな力が身につきましたか?

女屋:ユーザーの趣味趣向を毎日のように分析しているので、トレンド察知能力が身につきます。また、色々なニュースに詳しくなるので、様々なタイプの人との雑談にも役立ちます。

中田:難しい話題にも強くなるので、新聞で扱っているような堅めの記事も自然と読めるようになります。
テレビ中継されている国会の内容も理解出来るようになる。読者が求めている情報を把握する力もつくので、プライベートで書いているブログをバズらせることも出来ます。
あと、これはメディアによって違うかもしれませんが、ブログや記事の体裁を直すためのhtmlタグはほとんど使えるようになりました。



アイドルオタクから元シェフまで、個性豊かなメンバーが揃う室

──メディア運営室全体はどんな雰囲気ですか?

女屋:全体的に静かですが、オタク気質の人が多いです。アニメやアイドル、声優さんのおっかけをしている人もいますね。
入社してすぐに「女屋さんって何が好きなの?」って聞かれてびっくりしました(笑)。新人さんとはまず、好きなものの話題で盛り上がります。


──どんなバックグラウンドを持った人がいますか? やはりメディア経験者が多いですか?

中田:メディア経験者ばかりではありませんよ。私達のように、同業種から転職してくる方もいれば、未経験で入社される方もいます。元シェフや公務員、工事現場の監督までバックグラウンドは様々です。しかし、日本語力が問われる業種ではあるので、元々読書や書くことが好きな人は多いかもしれません。最近だと学生アルバイトから入って契約社員として活躍しているメンバーもいます。


──記者のような人がたくさんいるんですか?

中田:
現在、LFKで記事を書いている人は私を含めて数人なので、少数派です。福岡で運用していることを活かして、「博多通りもん」や「山笠」についてなど、地域性の高い記事を書くことが多いです。
これは、福岡ならではの強みになっていると思います。


──東京チームとの違いは何ですか?

女屋:災害時の第2拠点化を目指して福岡で運用が始まりました。母体は東京にあるのですが、運用業務の内容は同じです。福岡にいるからアレが出来ない、コレが出来ない、とかは一切無いですね。
むしろ、関東の人が見落としがちな九州のニュースを自分ごととして掲載出来る点は、livedoorニュースにとってメリットになっていると感じます。


──メディア運営室を漢字一文字で表すと?

女屋:
個性の「個」です。みんなオタクなんですが、性格も畑も全く違うんですよ。livedoorでは多種多様なニュースを扱っているので、その個性と知識がかなり役に立っていると感じます。

中田:「色」です。メディアそれぞれの色、個人がもつ色が共存して成り立っている気がします。黙々と作業するのが好きな人もいれば、ディスカッションするのが好きな人、色々います。

女屋:
画一化された業務の基準がない分、個性を発揮出来る場所ですよね。

中田:本当にそう! 特に文字を使って何かを表現したり、バズらせたりすることが好きな人は凄く楽しめるんじゃないかと思います。


──メディア運営室のこと、分かった気がします!本日はありがとうございました!




ということで、本記事ではメディア運営室の業務内容や働いている人のリアルに迫ってみました。
みなさんいかがでしたでしょうか?メディア運営室がどんなことをやっている部署なのか少しでも伝わっていると嬉しいです!

「もっとメディア運営室について知りたい!」という方はメディア運営室を統括する西原のインタビューもご覧ください。

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